まんまる猫

飼っている猫のこと、ココロの話、癒しの話、etc
<< February 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
<< 2月の営業日 | main | 毛がわり?? >>

何かに「する」

 宮沢賢治の童話で「なるほどねぇ〜」と考えさせられる一節があるんです。

 

 「何にするんだ、何にするんだ、貝殻なんぞ何にするんだ」

 私はむっとして答えました。

 「あんまり訳がわからないな、ものと云うものはそんなに何でもかんでも何かにしなけぁいけないもんじゃないんだよ。そんなことおれよりおまえたちがもっとよくわかってそうなもんじゃないか」

 すると波はすこしたじろいだようにからっぽな音をたててからぶつぶつ呟くように答えました。

 「おれはまた、おまえたちならきっと何かにしなけぁ済まないものと思ってたんだ」

 私はどきっとして顔を赤くしてあたりを見まわしました。

 

 波が言う「おまえたちならきっと何かにしなけぁ済まないものと思ってたんだ」というひと言が、私の心に残るんですなぁ〜。

 現代社会に生きる私たちは、何にでもすぐに明解な答えを出そうとしたり、ちゃんとした形にしようとしたりしがちですよね。もちろん、そういうことが必要な場合もあるけど、全てがそうではないと思うんです。

 何かに「する」んじゃなくて、ありのままの状態から自然に展開していく何かを尊重することもアリなんじゃないかと・・・。

 

 特に、人の場合は、周囲が急いでその人を何かに「する」のではなく、その人が時間をかけて何かに「なる」ことを尊重するのが大事なんじゃないかなぁ・・・。

 うまくは言えませんが、親や先生が子どもを「何かにする」ことを焦ってはいけない気がします。

 

 

ココロの話 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.little-tree-iwate.com/trackback/1334
この記事に対するトラックバック