まんまる猫

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あえて「今」を評価しない

 しばらく前の「SONGS」という番組に宇多田ヒカルさんが登場し、又吉直樹さんと対談していました。二人の会話は全部興味深かったんですが、その中で宇多田が述べた「『今』を評価できない」という話が心に残りました。

 

 これには、宇多田さんの子ども時代の日々が背景にあるようですが、彼女は「仮に今現在が幸せだったとしても、それは人生の『途中』にすぎない」というようなことを話していました。

 宇多田さんのお母さんはかつて歌手として一世を風靡した方ですが、言動がずいぶん突拍子もなかったようで・・・。学校から帰宅すると突然母親に「明日からニューヨークに引っ越す」と言われたetcのエピソードを語っていました。

 子ども時代の彼女は母親に振り回される日々を送ったようです。その経験が「今を評価できない」という言葉につながっているのでしょう。

 宇多田さんは、「今自分が味わっている幸・不幸は、人生の途中の段階に過ぎず、その先の展開は生きていかないと分からない」と話しながら、賢治の『銀河鉄道の夜』の一節を引用していました。

 

 それは、私も好きな部分・・・。

 「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠の上り下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」

 

 この中にある言葉のひとつひとつをそれぞれが自分の人生に当てはめていくと色々と考えが広がるでしょう。

 そして、その答えが見つかるのは、自分なりに精一杯生き抜いた人生の幕を下ろす時なのかもしれません。その時まで、人生に起こるたくさんの出来事への評価を保留しつつ誠実に一あしずつを歩んでまいりましょう。

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