まんまる猫

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無力感

 「オリンピックは見る気もしない・・・」と話す生徒さんがいました。

 逆境をものともせず、大きなプレッシャーすらも起爆剤にして戦いに挑み栄光をつかみ取る・・・、そういう選手たちの姿を見るのが不快なようです。そして、番組で「頑張れ!」という言葉が多く飛び交うのも・・・。

 

 多くの人はオリンピックを見て、自分の力を信じて困難に挑み勝利をつかむ、というドラマに心打たれ「よく頑張った、すごい!」と感じるわけですが、・・・それはそう感じるその人自身の心に「頑張りたい」思いがあるからかもしれません。だから、その思いを選手たちの姿に重ねて勝利を一緒に喜ぶことができるのでしょう。・・・このことは大切なことです。

 

 でも、冒頭の子のようにそうは感じられない場合もある・・・。

 「頑張りたい」「頑張れるかもしれない」という自分への期待感を全く持てないというのは、目に見える風景が色を失った虚ろな世界なのかも・・・。

 「頑張れ」という言葉を不快に感じるその子がたどってきたであろう日々を思うと、私は安易な言葉を返せませんでした・・・。

 

 「無力感」というのは生まれつきのものではありません。育ってくる中で身についていくのです。

 一生懸命に頑張ったけどうまくいかなかった体験の積み重ねだったり、出来なかった部分だけを責められたり、常に誰かと比較されて「頑張る」ことを強要され続けたりetc、そういう中で育ってくれば、誰だって「自分には価値がない」と確信していくでしょう。そして「頑張る」ことを諦める・・・。

 

 子どもを育てるということは、その子の心の中に「自分への希望」の光を灯すこと・・・。それには、厳しさの前に、まず「受け入れられる安心感」を与えなければなりません。・・・大人の都合で操作することではないんです。

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